法科大学院(ロースクール)入学前にやっておくべきこと、勉強、準備、心構え。
こんにちは!司法侍(@shihouzamurai)です!
今回は、この4月にロースクール入学を控えた方々に、この時期に何をすべきかについて書きたいと思います。
本当は1月中くらいに書こうと思っていたのですが、冬眠して気づいたら3月でした。
私自身、学部卒業前のこの時期は、卒業旅行に行くなど勉強をおろそかにしていました。
卒論を終えたことロー入試で頑張ったことを言い訳に、ダラダラと過ごしていました。
今振り返ると、とてももったいないことをしたなと感じています。
私のようにならないためにも、この記事を参考にして充実したロースクール生活を送れるよう準備しましょう!
前提
何をすべきかを見ていくにあたり、まず前提をお話ししたいと思います。
すなわち、ロースクールとはどのような場なのか、何を学ぶのかといった点についてです。
ロースクールで身につけるのは、実務で必要とされる法的思考力です。
基本的な知識がある程度頭に入っていることを前提に授業が進みます(もちろん、基本的なな知識を確認することもあります。)。
私は、学部の時に十分な勉強をしていなかったため、基本的な知識が頭に入っておらず、ロースクールの授業についていくのが大変でした。
一例をあげます。ある授業では判例通説のみならず、色々な学説の検討をした授業もありました(特に民訴とかそんな感じだった気がします。)。基本的な知識が身についてることを前提に、他の学説によって事案を見ることで、その論点についての知識を深めること、法的な思考力を高めることを目的としていたのだと考えられます。
判例通説もまともに頭に入っていない私は、全ての説を理解しなければならなかったのでとても大変でした。
今思うと、判例通説がしっかりと頭に入っていれば、他の学説を勉強することによってその論点に対する理解が深まったのだろうなと思います。
どんな準備をしておくべきか
本題に入ります。
前述のように、法的な思考力を身につけることに主眼が置かれます。
つまり、ロースクールでは、基本的な知識の活用の仕方を身についけること、および基本的な知識の理解を深めることが重要であると思われます。
そうすると、今のうちにしておくべきは、基本的な知識の習得です。
詳しくいうと、主要論点の把握、百選レベルの判例の知識、重要条文知識を身につけることです。
当然といえば当然ですね。ロースクール入学段階では基本的な知識を十分に身につけている人は少ないと思います。
ロースクールの授業に耐えうるだけの基礎力をつけましょう。
行うべき具体的な勉強内容
①自分の持っている演習書を解きましょう。
演習書を解くことにより、論文に必要な基本的な知識が身につきます。
演習書で身につけた知識はロースクールでも役に立ちます。まずは演習書を潰しましょう。
②予備試験に向けて短答を解きましょう。
短答で得た知識は、色々なところで役に立ちます。
予備試験の短答で合格する程度の知識を身につければ、基本的な知識はある程度ついていると言えると思います。
予備試験短答合格を目指して、短答を繰り返し解きましょう。
おわりに
ロースクールで充実した学習を送るためには、今のうちに基礎知識を固めることが重要です。
特別な準備は不要なので、当たり前のことを淡々とこなしましょう。
参考にしていただけたら幸いです。
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