司法試験の勉強に対する姿勢
司法試験に限らず、勉強では「勉強に対する姿勢」が大事です。
どのような意識をもって勉強するかで、勉強の効率はかなり違います。
今回は、勉強に対してどのようなマインドで臨めばよいかについて話したいと思います。
目的を持つ
勉強をするときは、必ず目的意識を持つことが必要です。
例えば、問題集を解くとき、何を意識しますか?
論点を抽出できるか、規範が正確か、あてはめができているか等を確認するために問題集を解くのだと思います。
このことを、実際に意識していますか?
この意識をもって勉強できるかで、身に着く度合いが違ってきます。
なんとなく問題集を解いていると、解説を読んでなんとなくわかった気になってしまいます。
本番では、六法しかヒントがない状態で問題を解かなければなりません。
その状態で、論点抽出、規範、あてはめが適切にできなければならないのです。
わかった気になるだけの勉強では、本当に試験でこれらのことができる程度に理解できているのかがわからないままになってしまいます。
目的意識を持ちながら問題を解くことで、どの部分が自分の弱点なのか、試験に合格するためには何が足らないのかが明確になります。
その弱点や自分に足らない部分を埋めていくことで、試験の合格に近づくのです。
なんとなく勉強をしているだけでは、勉強した気になっているだけで、成長は少ないです。
目的意識を持ち、合格と自分の今の状況との距離を把握し、そのギャップを埋めることが本当の勉強です。
勉強は面倒なんです。面倒だけど、これをやることで自分が成長するのです。
頑張りましょう。
自分の実力を客観視する
勉強をする際には、自分の実力を客観的に把握することが大切です。
自分を主観的にみてはいけません。
例えば、問題を解いた後に、「ここに気づけなかっただけだから、全体的にはそこそこできた。」、「これくらい大したミスじゃないから大丈夫。」という評価をする際には要注意です。
周りの人と比べてどうか。
周りの人ができたのに自分だけできなかったミスではないのか。
自分の実力を客観的に見ましょう。
試験は他の人との相対的な出来によって合否が決まります。
自分を客観的にみて、合格ラインに達しているのかを見定めましょう。
合格ラインに達していないならば、足らない部分を埋めていきましょう。
わからないことを吸収する意識
勉強の本質は、自分に足らない部分を埋めていくことだと思います。
わからない部分を埋めていきましょう。
問題集を解いたら、何が足らなかったかを把握し、足らない部分を吸収しましょう。
足らない部分を身に着けるには、1回では足らないことが多いです。
足らない部分を繰り返し復習し、身に着くまでやりましょう。
何かを身に着けることをしない勉強は無意味です。
今日やった勉強では、何を身に着けましたか?本当に身に着きましたか?
身に着いてないなら、今から寝る前に1つでも多くのことを身に着けてから寝ましょう。
まとめ
勉強に対する姿勢を意識することはあまりないかもしれません。
しかし、これを意識することで、勉強効率は格段に上がります。
私が書いたことを1つ実践してみるだけでも違ってくると思います。
参考にしていただけたら幸いです。