司法侍〜司法試験・予備試験勉強法ブログ〜

令和元年予備試験合格。令和2年法科大学院修了。同年司法試験受験。司法試験・予備試験の勉強法について発信します。

予備試験短答合格のためのスケジュール

こんにちは!司法侍(@shihouzamurai)です!

今回は、予備試験合格のためにどのようなスケジュールで勉強すべきかということについて、経験から述べたいと思います。予備試験合格者である私が、もし私が現在受験生であればこのようなスケジュールで勉強する、というスケジュールの紹介です。

予備試験は5月までだけど、具体的にどのように勉強すればいいかがわからない、この時期の勉強法がわからない、という方もいらっしゃると思います。ぜひ参考にしてみてください。

 

年明け前まで

年明けまでは、それほど焦らなくてもよいでしょう。短答をバリバリやるよりも、しっかりと勉強する習慣をつけ基礎を繰り返すことが重要です。

予備校に通い始めたばかりの人は、入門講義をできるだけ早く聞き終えましょうまずは1週しなければ始まりません。予備校を使っていない人も、早急に基本書を1周してください。これが終わらなければ何も始まりません。1週終わったら、早急に演習に取り組みましょう。論文用の問題集です。アウトプットによる勉強が効率が良いと私は思うので、アウトプットにより基礎を固めましょう。アウトプットの重要性は↓の記事でも触れているので、併せてご覧ください!

shihouzamurai.hatenablog.com

 

ある程度学習が進んでいる人は、自分の持っている論文用の問題集を繰り返し解きましょう。年明け前であれば、短答に特化した勉強をそれほどする必要はないと思います。また、論文で出題される知識や思考は、予備試験・司法試験で必要となる知識や思考の基礎となり、短答にも役立つので、まずは論文の基礎を固めましょう。短答に不安がある方は、何年分か短答の過去問を解いてみるとよいでしょう。短答知識は細かい部分もあるのである程度期間がたつと忘れてしまいます。そのため、短答用の問題集を最初から最後までやるのではなく、1年分ごとに過去問を解き、幅広い範囲の基本的知識の確認や、短答の思考回路のトレーニングを優先しましょう。合わせて、予備試験の論文の問題も何年分かといてみましょう。

 

年明け~

短答の合格経験がない方は、短答3か月前には本格的に短答を意識し始めた勉強をすべきかと思います。ちなみに私は年が明けたら専ら短答の勉強をしていました。論文は司法試験の過去問を解く程度でした(ロー生なので予備試験ではなく司法試験の過去問でした。)。短答の勉強を始める際は、まずは問題集を1週しましょう。短答知識を身に着けるには、問題集を何回か回したいので、早急に1週しましょう。2~3回は最低でも解きたいです。過去問を使用している場合は、2回目以降はすべての選択肢について○×をつけられるようにしましょう。予備試験の短答に合格するには、過去問のすべての選択肢についてある程度○×をつけられるようにしたいところです。本番のように問題を解くのではなく、選択肢ごとに検討する勉強もすべきです。

短答の合格経験のある方は、どの程度勉強すればいいかはわかっていると思います。ただ、2か月前からは短答のみに絞るべきではないかと思います。油断しているとやられます。論文の勉強をしながら、短答の勉強も怠らないようにしましょう。

 

5月~

いよいよ試験直前といった感じですね。この時期からは、問題を解くだけでなく、知識の確認も行いましょう。今まで問題を解くことによりインプットとアウトプットをしたきたと思います。過去問は解けるようになっても、別の角度から聞かれた際に対処できる知識になっているかどうかは分かりません。そのため、テキスト等をざっと1週ながめ、知識の整理をすることをおすすめします。私は直前期にこれをやったことで合格できたと思っています。

意識したことは、①条文の素読②テキストの眺め読みです。短答は条文知識を聞かれることが多いので、頭の中を整理しつつ①を行いました。また、細かい知識にとらわれすぎ、論文でも出題されるような重要論点を忘れていないかを確認するために、②を行いました。

 

最後に

今回は、短答までのスケジュールについて書いてみました。

あくまで私の場合なので、この記事を参照しつつ、自分の得意不得意等に合わせ、自分なりにアレンジしてみてください。

参考にしていただけますと幸いです。