司法侍〜司法試験・予備試験勉強法ブログ〜

令和元年予備試験合格。令和2年法科大学院修了。同年司法試験受験。司法試験・予備試験の勉強法について発信します。

予備試験合格者の勉強法(行政法編) 基本書や問題集も紹介!

こんにちは!司法侍(@shihouzamurai)です!

今回も前回に引き続き、私の勉強法について紹介します。

今回は行政法です!

 

以外にも前回の記事が公表だったので、何とか頑張って行政も書こうと決意しました!

読んでくれる方が少なかったら書くのを辞めちゃうかもしれないので、もし良いと思った方はシェア等していただけるとありがたいです。。。

 

行政法は、出やすい分野がかなり限られており、憲法と同様、あてはめがポイントです。

インプットよりアウトプット中心の勉強が良いでしょう。

過去問が重要となります。

 

では、詳しく見ていきましょう。

 

 

使用していた教材

まず、使用していた教材です。

私は、伊藤塾生だったため、伊藤塾のテキスト(基礎マスターテキスト)と、問題集(論文マスター、問題研究)、論証集(論文ナビゲートテキスト)を主に使用していました。

その他にも、基本書等を使用していたため、順に紹介していきます。

 

基本書

基本書は、行政法』(櫻井先生・橋本先生)を使用していました。

いわゆる『サクハシ』です。

 

行政法 第6版

行政法 第6版

 

 有名な基本書です。基本的な事項はすべて載っているため、おすすめです。

処分性の分類がわかりやすかった印象です。

 

他には、 『基本行政法』(中原先生)を持っている人が多かった気がします。

基本行政はあまりよく知らないので、他の方のレビューを見てください。

 

基本書についてはこちらの記事もどうぞ。

 

shihouzamurai.hatenablog.com

 

 

問題集

問題集は、伊藤塾の問題研究を主に使用していました。

『事例研究行政法をわからない部分についてのみ参照していました。

 

事例研究行政法

事例研究行政法

 

 少し参照しただけなので、感想はあまり述べられません。

多くの人が持っていた印象です。

 

『行政法ガール』 『行政法ガールⅡ』とかも有名ですよね。

どの問題集を選ぶかはググってレビュー等を参照してみてください!

 

問題集についてはこちらもどうぞ。

 

shihouzamurai.hatenablog.com

 

 

判例集

判例集は、判例百選を使用していました。

 

行政判例百選I 第7版 (別冊ジュリスト 235)

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  • 発売日: 2017/11/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
行政判例百選II 第7版 (別冊ジュリスト 236)

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  • 発売日: 2017/11/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

特に司法試験では判例の知識を問うてくる問題もあるので、百選は必須かと思います。

令和2年の司法試験では、事案もある程度頭に入っていなければ解けない問題だった気がします。

 

私はあてはめの仕方を学ぶため、百選を読みました。

全部読むのではなく、重要な判例を適宜参照する形で使用しました。

処分性は原告適格など、重要論点の判例は繰り返し読みました。

 

論証集

論証集は、伊藤塾の論文ナビゲートテキストを使用していました。

他の論証集で使用していた人が多かったのは、辰巳の趣旨規範ではないでしょうか。

論証として用意するものは少ないので、自作してもよいかもしれませんね。

 

勉強法

では本題です。

先にも述べた通り、行政法はあてはめが重要です。

特に司法試験では、掲載条文の使い方、問題文中の事情の拾い方が重要になってきます。

規範として覚えるものが少ないので、あてはめの仕方にもこだわって勉強したほうが良いと思います。

 

今回も予備試験前と予備試験後に分けて説明します。

 

予備試験前

予備試験前は、論マスをやるのみでした。

処分性や原告適格の規範を覚え、義務付け訴訟など各訴訟の違いや適用場面を理解し、各訴訟の要件の下位規範を覚えて、現場で頑張ってあてはめるイメージでした。

今思えばなめすぎでしたね。結果的には予備試験の成績で最も悪い科目になってしまいました。

あてはめが重要なのに、規範だけ覚えてあてはめの仕方を意識して勉強していませんでした。

 

予備試験後

予備試験の成績で反省した私は、処分性や原告適格等、基本的な論点のあてはめをパターン化する作業から始めました。

原告適格なら、規範を上げ、あてはめでは9条2項を意識しつつあてはめていくというイメージですね。具体的には小田急判決の考慮要素を抽象化し、常に意識してあてはめる練習を過去問を通じて行いました。

 

行政法は何度も同じ論点が聞かれあてはめが重要なので、過去問の研究が重要です。

過去問をやっていればわかりますが、行政規則が何回聞かれたことか。。。

基本書を読み込むというよりは、過去問を通じて論じ方を身に着け、判例や上位答案を通じてあてはめの仕方を学ぶというイメージです。

過去問を繰り返し解き、基本的な論点は完全にマスターしましょう。

ちなみに、過去問はぶんせき本を使用していました。

 

 

あてはめはかなりパターン化して準備していました。

例えば、処分性の類型とかは、『サクハシ行政』の分類をもとに、どのように当てはめるかを準備していました。

行政法は覚えることが少ないので、あてはめまでパターン化して論じ方もあらかじめ準備しておくと良いと思います。

行政法は問題文が長く読むのに時間がかかるため、他の科目に比べ時間がタイトだと思います(私だけかもしれませんが。。。)。

準備できる部分は準備しましょう。

 

おわりに

何度も述べていますが、行政はあてはめが重要です。

過去問の重要性が憲法と同様高いです。

過去問を何度も繰り返し解くことで、基本的な論点の論じ方を身につけましょう。

 

他の科目もどうぞご覧ください! 

shihouzamurai.hatenablog.com

 

参考にしていただけたら幸いです。

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