間違いだったと思った勉強法ランキング
こんにちは!司法侍(@shihouzamurai)です!
今回は、私が司法試験受験までに行った勉強のうち、効率が悪い勉強法だったなと思った勉強法について紹介したいと思います。
予備試験や司法試験を受験するまでの時間は限られています。
その限られた時間の中でいかに自分の力を高められるかが勝負です。
効率の悪い勉強をしていては時間がもったいないですよね。
これをご覧になっている皆さんには同じ経験をしてほしくないので、この記事を参考にして勉強計画を立ててみてください!
第3位
第3位は、試験を意識しない勉強です。
試験を意識するのと意識しないのでは、勉強効率が全く違います。
試験でどのような部分が配点が高く、どのような部分が配点が低いのか等を意識する必要があります。
もちろん、司法試験委員会は採点基準を公表していないので、予想するしかありません。
しかし、予備校は過去問講座や模試、答練等で採点基準を設けています。その採点基準は、過去の受験生のデータをもとに作成されていると考えられます。そうすると、予備校の採点基準をもとに勉強をすることが良いと思われます。
私は、予備試験に合格した後、伊藤塾の司法試験過去問マスターを受講しました。そこで、自分の点数の低さを研究したところ、自分では書けた気になっていても、採点基準に従うと点数を取れないということに気づきました。
具体的には、各論点に割く分量のバランスが悪いということが発覚しました。
一つの論点を詳しく書きすぎるのではなく、まんべんなく点数を稼ぐ方が点数が上がるのです。
このことに気づいてから、過去問を解く際には必ず配点を意識するようになりました。
点数を意識することで、合格するための最短ルートは何かということが見えてくるようになりました。
過去問を解くにあたり、配点を意識するということはとても重要です。
第2位
第2位は、条文を見ない勉強です。
条文は、法律の基本です。法律の勉強をしていると論点が勉強の中心になってしまいがちですが、事例に法律を適用するということが出発点です。法律をストレートに適用できないから論点が出てくるのに過ぎないのです。
私も、ロースクール受験とロースクール1年目は条文をあまり見ずに勉強をしていました。どうりで成績が良くないわけです。条文を理解していなければ、法全体を理解することは困難です。
尊敬する弁護士の先生方が条文を大切にされていたため、私も細かい条文まで読むようにしたところ、法律の理解が早くなりました。
私が予備試験に合格できたのは条文をしっかりと呼んだからだといっても過言ではありません。そのくらい条文は重要だと私は思っています。
法律の勉強をする際には、必ず六法を横において勉強するようにしましょう。
条文や六法関連については、↓こちら↓の記事もご覧ください。
第1位
第1位は、アウトプットをしない勉強です。
インプットは重要ですが、アウトプットできない形でインプットしても無意味です。アウトプットできなければ試験では点になりません。
細かい知識をまんべんなくインプットするのではなく、基本的な知識をアウトプットできる力をつけるほうが重要です。
私は、ロースクール入試ではアウトプットばかりしていました。インプットは伊藤塾の論文ナビゲートテキスト(論証パターン集)を直前に回した程度です。それ以外は、論文マスターをひたすら解いてアウトプットをしていました。
ロースクール入試に向けて本格的に勉強をし始めたのが5月頭で、私大のロー入試が8月中旬だったので、3ヶ月半ほどで慶応と早稲田の法科大学院に合格することができました(それまでコツコツと勉強はしていましたが。)。
今振り返ると、アウトプット中心の勉強をしたからこそ、時間のない中で合格できたとお思います。
しかしながら、ロースクールに入ってからは基本書や様々な文献を読むインプット中心の勉強になってしまいました。
ロースクールに入ると、基本書を読まなきゃいけないとか、いろいろな資料を見なきゃいけないという考えに縛られていました。「法律は暗記ではない」と先生にいわれてそう思い込んでしまったりするのもその一種ですね。
もちろんそのような時間も大事ですが、アウトプットできる形で理解・暗記しなければ意味がありません。ただいろいろな文献に当たるだけでは無意味なのです。
ロー1年目は、ロー入試の時のような成長の勢いはなく、成績も真ん中くらいという何とも言えない成績に落ち込んでしまいました。
今振り返ると、成長したと感じたのは、いつもアウトプットをしている時でした。ロー入試の勉強の時だったり、予備論文前の過去問研究だったり。
アウトプットすることによって自分の弱点を見つけ、それをつぶしていくことが一番成長すると思います。
私は、司法試験直前になって最終確認と思って論文マスターの問題を解いてみましたが、満足に解けませんでした。基本的なアウトプットが足りていないのだと実感しました。
もちろん、インプットを否定しているのではありません。インプットしなければいけないこともたくさんあります。
しかし、アウトプット中心の勉強にすることで、試験に最も役に立つ形でインプットをすることができるのです。
基本書を読み込むのは演習書の内容をほぼ完ぺきにマスターしてからでも遅くはありません。まずはアウトプットし続けて、基本的な問題に完璧に対応できるようにしましょう。
アウトプットについては↓こちら↓の記事もご覧ください。
おわりに
効率のよい勉強をするには経験者の失敗談を聞くのが一番です。
私だけでなく、先輩にいろいろな失敗談を聞いてみてください。
人の経験から学びましょう。
参考にしていただけたら幸いです。
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